今年度の研究課題
研究主題
3年間を見通した、「さいたまSTESMS教育」の視点から考える探究的な学びの具体的なカリキュラム作り
各学年で行事に関連付けて行う「さいたまSTEAMS教育」(以下STEAMS教育)の取り組みを考え、各学年の研修担当で調整し、一貫したカリキュラムを作ります。また各教科のカリキュラムから、STEAMS教育に関連する単元を確認し、コラボレーションできる授業を教科横断的に取り組みます。
現状の分析と研究における課題
昨年度は、各学年でSTEAMS教育を意識した取り組みを総合的な学習の時間に行いました。そこででてきた課題が3つあります。
① 各学年で別々にSTEAMS教育の取り組みを行っているので、学校全体としてのカリキュラムの一貫性がない。
② 一つ一つの取り組みが単発で終わってしまい、学びのつながりや深まりが不十分である。
③ これまでの総合的な学習の時間にプラスして新たなことを行うのは、負担感が大きい。
そこでこれらの課題を解決するために、以下の指針を考えました。
① 各行事とのつながりを意識したさいたまSTEAMS教育を行う。例えば、体育祭に合わせて、各競技について科学的な視点からスポーツを考察し探究的な学びにつなげる、合唱コンクール前に発声の仕組みを研究し、よりレベルの高い合唱ができるように考える、校外学習で訪れる場所についてテクノロジーを活かして調べ学習や発表に取り組むといったことが考えられる。
② 各教科の中で、STEAMS教育の視点からどこの単元で教科横断的な探究的な学びができるかを、年間指導計画を見ながら洗い出し、取り組む。
研究内容・実施方法等
①STEAMS教育について、教職員に事前アンケートをとる。 ②学年会で、どの行事でどのような取り組みをしていくか、年間の計画を立てる。 ③各教科が年間指導計画を見ながら、STEAMS教育と関連付けられる単元を確認する。それを一覧にし、 教科横断の視点から、どの教科と連携してできるかを考える。 ④研修担当と総合担当で調整し、学校全体のカリキュラムとして一貫性のあるものにする。 ⑤計画に応じて、実践する。 ⑤最後に、全教員に事後アンケートをとり、意識や取り組みを自己評価する。 |